骨盤底筋のお話その③です☺️
今日は
【骨盤底筋が弱くなる原因って、何❓原因6選❗️】
ということについてお話していきます👍
これまで、
骨盤底筋って何❓
https://cozy-yamagata.com/骨盤底筋のお話その①骨盤底筋って、何?/
骨盤底筋ってどんな働きしてるの❓
https://cozy-yamagata.com/骨盤底筋のお話その②骨盤底筋ってどんな働きし/
についてお話してきました☺️
では、早速❗️
骨盤底筋が弱くなる原因って何❓原因6選❗️
弱くなる原因その①【妊娠・出産】
言わずと知れた、妊娠・出産。
イメージしやすい方も多いのではないでしょうか☺️
妊娠すると、子宮が赤ちゃんの大きさとおもにどんどん大きくなり、
どんどん重くなります👶
通常子宮は鶏卵くらいの大きさですが、
臨月の子宮は長さが7〜8cmから約40cmと約5倍❗️
重さは40〜50gが約1000gと20倍❗️
容積は2mlから約4500mlとなり、約2000倍❗️
にもなるんです🫢
この重さが骨盤底筋に直接かかります⚠️
しかも、妊娠3ヶ月くらいから分泌される【リラキシン】というホルモンが、
お産をスムーズにさせるために筋肉や靭帯を弛緩させる役割を果たします。
なので、骨盤底筋もリラキシンの影響で緩みやすくなってしまうわけです。
しかもしかも、
経膣分娩で骨盤底筋はひじょーーーーーーーーに引き伸ばされます😱
何もしていない時に比べて3.26倍も伸ばされることがわかっています⚠️
考えてもみてください、腕や足の筋肉が3倍も伸びることって、
某人気海賊キャラの◯フィーにでもならない限り無理ですよね❓
人体の中で3倍も伸びる筋肉は骨盤底筋だけなんです。
https://bloom-chiro.com/maternity-perineum.html
さらに、伸び切って破けてしまった場合(会陰裂傷)や、
赤ちゃんの頭が出るように医師が切開した場合(会陰切開)は、
傷口ができてしまうので、確実に筋肉の働きは悪くなります。
(傷があるところって、力入りにくいですよね?)
特に会陰裂傷の場合は、傷が深いと完全に筋肉自体に傷が入ってしまいます⚠️
弱くなる原因その②【骨盤内臓器の外科手術】
特に多いのは男性の前立腺肥大症の摘出術後の尿失禁です。
病院勤務時代、泌尿器科で前立腺肥大症で全摘出術を施行された患者さんは何人も術後のリハビリ担当させていただきました。
尿失禁は、生活が不便になるだけでなくQOL「Quality Of Life」という『生活の質』の低下を招くことになりかねません😭
他には子宮や卵巣や腸の手術、帝王切開など開腹手術(お腹にメスを入れて開く手術)の術後があります。
前回お話した通り、骨盤底筋は、横隔膜、多裂筋、腹横筋と連動して体幹の安定性を保っています。
外科手術により腹横筋にメスが入ることで、この4つの筋肉のバランスが破綻してしまいます。
身体にメスを入れるダメージは、想像以上に大変です。
私も二人とも帝王切開での出産でしたので、よくわかります😭
弱くなる原因その③【肥満】
妊娠とちょっと似ていますね。
肥満になると、お腹の脂肪がどんどん大きく重くなり、
骨盤底筋にドスンとのしかかります。
BMIが高いと尿失禁や骨盤臓器脱(次回説明)の原因になることが研究でわかっています。
BMIとは(Body Mass Index)=体重(kg)÷伸長(m)の2乗
で計算される、太っているかどうか、の指標です。
BMIが30以上の肥満に分類されると、要注意です⚠️
弱くなる原因その④【便秘】
骨盤底筋にとって、『いきむ』は大敵です。
普段から便秘で、お通じが硬い方は便が固く重くなるため、その重みで骨盤底筋に負担がかかります。
1週間も出ない😱なんて時には1週間分の便の重みが骨盤底筋にかかっているわけです💦
骨盤底筋はもれないように締めることも大事ですが、
緩める機能もとても大切です。
排便時は骨盤底筋が緩み、便を体外へ排出します。
これが、うまく緩まないと、いきんで便を排出しなくてはなりません💦
いきむと、骨盤底筋が身体の外へ押し出される方向に力がかかるので、非常に負担になります⚠️
適切な排便姿勢はいわゆる和式トイレです。
股関節がしっかり曲がっていて、骨盤はうしろに倒れている状態です🚻
今はほぼ洋式トイレですので、足台を使って股関節の曲がりをしっかり作ってあげると便秘の解消につながったりします👍
便秘の解消は食事や水分、運動なども関係しています。
生活習慣を見直すのも良いです✨
https://www.ito-medical-clinic.com/2020/05/06/慢性便秘症/
弱くなる原因その⑤【姿勢】
日常生活の中で、
「わたし、姿勢悪いんだよね〜」
「猫背なんだよね〜」という声はよく聞かれます。
Total Care Salon COZYにいらっしゃる方も、訴えが多いです。
では良い姿勢とは❓
骨盤がまっすぐに立っていて、
頭のてっぺん、耳たぶ、肩の先端、股関節の外側の骨のラインが一直線上になっている姿勢です。
多くの方は日常生活や仕事で同じ姿勢でずっと立っているということは少なくて、
動いていたり、座ってたりしている時間が長いと思います。
次に見るのは座っている姿勢です⬇️
立っている姿勢同様、
頭のてっぺん、耳たぶ、肩の先端が一直線上に並ぶ姿勢が良い姿勢です。
反り腰、猫背、仙骨座り(社長座りの方がわかりやすいかな?)はいい姿勢とは言えません。
そして、この反り腰、猫背、社長座りは全て骨盤底筋に対して圧力がかかるので、
骨盤底筋への負担になってしまいます⚠️
何気なく、ソファーにもたれてテレビを見ていたり、
車の運転中に猫背になっていたり、
自分では気付かないうちに骨盤底筋に負担をかけてしまっているかもしれません💦
弱くなる原因その⑥【加齢】
はい。
一番言われたくないやつです😅
膝が痛くて整形外科に行ったら、
「お年ですね☺️」
と先生に軽やかに言われてショックをうけるやつです。。。
診断名、加齢・・・切ない・・・
人間は誰もが平等に歳を取ります。
加齢とともに筋肉が弱っていくのはどうしようもありません。
筋肉量は20代をピークに年々低下していきます。
また、若い時の筋肉は、1本1本がしっかりしていて、みっちりとしまっていて、
力や運動を発揮しやすい筋肉です💪
歳をとるとこの筋肉の1本1本が細く、弱くなってきてしまします😭
これにあらがうためには、筋トレを頑張るしかありません❗️
ただ、どんなに筋トレをしても、20代の筋肉を永遠に維持するのは難しいです💦
骨盤底筋も、筋肉。
年齢を重ねるごとに弱くなっていってしまうのは避けられない、ということです・・・
ここまで、骨盤底筋が弱くなってしまう原因について6つお話をしてきました。
なぜ、弱くなってしまうのか、
自分に当てはまることはいくつあったのか、
自分の身体について考えていただけると幸いです☺️✨
次回は
【骨盤底筋が弱くなるとどんなことが起きるの❓】
についてお話します❗️
また続きで読んでみてくださいね☺️
【本日のひとこと】
骨盤底筋が弱くなる原因は6つ。
自分の身体にはどれが当てはまっているのか考えてみよう❗️